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なぜGENSEKIが「リアルな」展覧会を開催することになったのか【GENSEKIの裏側】

こんにちは! GENSEKIの坂本です。

【GENSEKIの裏側】ではGENSEKI内の最近あった話や、ちょっとしたお知らせをゆるくお伝えしていきたいと思っています。

GENSEKIは6人のメンバーで運営しています(2023年2月現在)。

 

それぞれに大まかな役割分担はありますが、日々みんなで「クリエイターにとって良い世界ってなんだろう?」と考え、悩み……試して……そしてまた考えて…を繰り返しています。

さて、現在GENSEKIが行っているサービスは以下の通り。

  • クリエイターの実績作りのための「イラストコンテスト」の開催
  • 企業からのイラスト制作依頼を請けてGENSEK」に登録しているクリエイターに紹介
  • クリエイターの役に立つ情報を発信するGENSEKIマガジンの運営(いまみなさんが読んでいるコレです)

意外といろいろなことをやっているんです。

 

 

そして、これに加えて初の試みとなるイラストの展覧会を行うことになりました。「なぜWebのサービスであるGENSEKIがリアルな展覧会を?」と思う人もいるかもしれません。

今日はGENSEKIが展覧会を開催することになった理由について説明させてください。

たくさんのクリエイターさんに「キャリアにつながる仕事」を提供するためにGENSEKIに足りていなかったこと

先ほどGENSEKIは「企業からのイラスト制作依頼を請けてGENSEKIに登録しているクリエイターに紹介」 していると説明しました。

実際にはゲームのイラスト案件や、株式会社viviON社内(GENSEKIの運営企業です)で発生した案件(コンテンツのサムネイル制作など)をご紹介させていただいています。

このように、GENSEKIでクリエイターに依頼しているお仕事のほとんどが、デジタルサービスに関連したものになります。

デジタルサービスとイラスト制作依頼は繋がりやすいです。デジタルサービスはコンテンツ量が圧倒的に多く、個人・法人問わずどんどん新しいものが生み出されるためです。

デジタルの分野に関しては、1年目のGENSEKIにしてはクリエイターにある程度の量の仕事を供給できていたのではないか、と思っています(もちろん、もっともっと、と思っていますが!)。

その一方で、GENSEKIがこれまであまり取り組めていなかったのが、本や雑誌、ポスターなどの、「物理的に印刷した媒体」に関連するイラスト案件です。

こうした物理的な媒体の仕事は、我々から見てわかりにくい部分が多く、なかなか踏み込めていませんでした。

さらに、クリエイターが制作する「イラスト作品」(展示会などで売られているものをイメージしてください)が実際にどのような流れで取引されているのか、という知見も不足していました。

このことから「我々にはイラストが売り買いされる現場の視点が圧倒的に足りていないのでは……」と危機感を覚えるようになっていきました。

クリエイターのための「リアルな場」の必要性を実感する

そこで、私とGENSEKIスタッフのイラストディレクター中村は、神宮前でギャラリーを構え、新進気鋭の様々なクリエイターの展示や仕事のサポートを行っているという、ギャラリー・ルモンドさんにお話を聞きにうかがいました。(インタビュー記事は後日公開予定)

 

ルモンドさんの話を聞き、私達が学びとして持ち帰ったことは下記の3つでした。

  1. クリエイターには作家性を活かしイラストを「販売」するというキャリアがある
  2. ギャラリー・ルモンドではクリエイターのキャリアビジョンを明確にし、ビジョンに貢献する案件のみを紹介する
  3. ギャラリーは絵を売るだけではなく、クリエティブ業界にかかわる人が集まるコミュニケーションの空間である

この話は、すぐにチームでも共有しました。すると、こんな話が出てきたのです。

「ギャラリー・ルモンドさんは、ギャラリーというリアルな場を運営し、イラストレーターに貢献しているよね」

「今後、GENSEKIがもっとイラストレーターに貢献するには、ギャラリー・ルモンドさんのようにリアルな場を運営することが必要になってくるのでは……?」

「GENSEKIでも常設のギャラリーを作りたいよね」

「いきなり常設のギャラリーを作る前に、まずはGENSEKIが期間限定のイラスト展覧会をやってみてどうかな……? そこでノウハウを蓄積したい」

「GENSEKI展覧会、2023年にやろうよ!」

こうして「GENSEKI展覧会」の企画が誕生しました。

 

善は急げ! 2022年12月、夏までに開催することが決まる

当初、準備のことも含めて2023年の秋~冬を想定していました。

ですが、開催期日がそこまで後ろ倒しになると、将来的にGENSEKIがギャラリーを常設することになった場合、早くても動き出せるのが2024年秋以降になってしまいます。遅くなれば遅くなるほど、「作家性で絵を売るべき」人たちへの場の提供が遅くなってしまいます。

(もちろん、実際に常設するかどうかすら、まだ検討段階です)

また、GENSEKIは2023年で2周年です。2周年はユーザーさんを呼んでイベントがやりたいね! と運営メンバーで常々話していました。

こうした経緯から、かなりタイトなスケジュールではありますが、2023年7月15日・16日の開催に決まりました。

ここで一つだけ参加者の皆様に謝らなければいけないことがあります。それはタイトなスケジュールになってしまった分、イラストコンテストのスケジュールなどが短くなってしまったことです。運営でも最大限に考慮したのですが、やはり「短い」という声をうかがっております。この件については、本当に申し訳ありません。

イラストの印刷所と、会場を探す日々

「スケジュールがタイトになった分、せめてそれ以上に楽しくなるような仕掛けや、他にはないイラスト展示をできないか」と考え、印刷方法を模索しました。そこで、イラスト展示で実際に活躍されているイラストレーターさんからお話を聞いたり、過去にGENSEKIマガジンで掲載させていただいたSSSさんのRe\arise イベントレポも何度も読み返し、Flat laboさんに見学へ向かいます。

 

Flat laboさんの展示

 Flat laboさんは多くの人気イラストレーターの方々に利用されている有名な印刷所です。私たちは実際に見学へ行って衝撃を受けました。私たちのイメージしていた「印刷所」をはるかに超えた、クリエイティブな制作が次々と行われていたんです。

「これだったら、面白い展示ができるかもしれない、デジタルを印刷して『形』にして唯一無二を作るという体験を、クリエイターさんに提供できるかもしれない!」と考え、作品の印刷はFlat laboさんにご依頼することが決定しました。

次に会場を決めなくてはいけません。会場見学は、私とGENSEKIスタッフの木口ようかんの2名で10ヶ所以上見に行きました。

ポイントは、GENSEKIとして初めて場所を借りて行うリアルイベントになること。

まず、スタッフが来場者の方ひとりひとりにきちんと対応できるような、行き届いた展覧会にしたいという思いがありました。そして、来場していただく方の交通の便も考えたい。さらにさまざまなイラストレーターさんに参加していただく以上、ある程度の広さも考慮する必要があります。

INO5

これらを考慮して、最終的に決まったのは「INO5」さんです。渋谷駅、表参道駅、原宿駅が利用可能。さらに近隣には、ごはん屋さん・カフェなども多く、展覧会の帰りに立ち寄って一緒に行った人と感想を言い合ったりしながらゆっくりできます。

ここなら、私たちの理想としている展覧会ができるかもしれない、そんなふうに思えました。

 

まだまだやることがもりだくさんの展覧会

ここまでが、2022年12月末までにあった話です。

もっと細かいことを言うと、Webデザインの仕様書を作ったり、文言やコンセプトも作ったり……。

開催が決まった現在も、GENSEKIスタッフが走り回っています! またこれは後日お話できればと思います。

現在GENSEKI展覧会のイラストコンテスト開催中です!

また、印刷物について質問も多く寄せられたため、GENSEKI会員に限定した質問会を2023/02/17 12~13時にてDiscordで行う予定です(開催詳細はメルマガにてお知らせ予定)。

まだ会員登録していないよ!という方は是非登録してお待ち下さい!

 

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