見てくれる人を大切に。他のクリエイターと比べて落ち込んだら思い出そう






やっと展示を終えたおゆみです。
漫画の通り、展示にはあらゆる不安や悩みが付き纏います。私の場合はついつい周りのイラストレーターやアーティストたちと自分を比べすぎるが故に苦しみがちです。
何より大切なのは来てくれたお客さんたちです。わざわざ足を運んで自分の絵を観に来てくれたわけですから、大事にしなければならない人たちです。
そうとはわかっているものの、「お客さんが来ても絵が売れなければかっこ悪い」と思ってしまいました。
人気のある人の個展は、始まってすぐにほとんど絵が売れてしまうこともあります。
「絵が売れなかったらかっこ悪い」と思ってるからこそ、「絵が売れ切れるかっこいい人たち」ばかり気にしてしまうし、そういう情報ばかりを無意識に探してしまうのです。
売れっ子の個展にはまた、同じような売れっ子な人たちも来る印象です。
インスタなんかでたまに、「XXさんが来てくれました」みたいな投稿をしているのを見かけます。
憧れているからこそ、ここでもまた己の現状とつい比較してしまいます。
人を数字や肩書きで判断するなんて、と思っているはずなのに、そういうふうに人を見ないようにしているはずなのに、あせりと不安と劣等感がついつい自分をコントロールできなくなってしまう。
いろんな人が来てくれたにも関わらず、なぜか「ああ、自分の個展には誰も来てくれないんだ」とひどく落ち込んでしまっていました。
誰に何かを言われたわけでは全くありませんが、終わってからひどく反省したのです。ああ、自分ってば一体何をやっているんだろうと。
終わってすぐに気づけただけでもマシかもしれない、と今は前向きに捉えてはいます。
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漫画
おゆみ(GENSEKI/Instagram:oyumijp)
平成生まれ、東京在住のイラストレーター。漫画や文章もときどき描きます。
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