GENSEKI編集部の坂本です!今回は、GENSEKIの案件事例のご紹介になります。
「え?GENSEKIって案件の仲介もしているの?」と思った方も多いかと思いますが・・・
実はしています!
まず始めにこちらを紹介させてください!
上記のようにGENSEKIでは
- 企業からの依頼でGENSEKIにイラスト作成依頼がくる
- 株式会社viviONからイラスト作成依頼がくる
という2つのパターンがあります。
「1」については、手数料を約20~30%頂戴しておりますが、「2」の案件については社内発注のため手数料はいただかず、そのまま作家様に全額お支払いさせていただいております!
説明が長くなりましたが、松本あつやさんに受けて頂いたのは「2」のお仕事となっております。
案件内容
音声配信、視聴サービスZOWAの新企画「怪獣同盟 Presents セリオン&スピカVSラップ怪人」のサムネイル画像作成。
ZOWAは株式会社viviONが運営する音声配信サービス。
ASMRや音声で楽しめるコンテンツが豊富に揃っている。
▼ 音声配信、視聴サービスZOWA
▼ 早稲田戦士音声バトルドラマ ラップで対決!?セリオン&スピカVSラップ怪人
インタビューされた人
松本あつや
イラストレーター2年目で、メカやロボのイラストを得意とする。
インタビューした人
坂本彬
GENSEKIマガジンの編集・マーケティングを担当。
タカヤマ先生のイラコン企画運営〜インタビューも担当した。
スーパーの店員から、モンスター・メカイラスト絵師へ
坂本
松本さんが描かれたイラスト、拝見しました。特撮の戦隊モノのようなカッコいいイラストですね。いつから絵を描かれてきたのでしょうか?
松本
本格的にイラストレーターとして活動し始めたのは、ここ2年くらいです。
坂本
その前は何をされていたんですか?
松本
スーパーの店員をやっていました。元々、学校で配布されたプリントの裏に絵を描いたりすることが好きで落書きですけど、よく描いていました。学校を卒業してスーパーに就職して色々考えていくうちに、やはり絵を仕事にしたいと思うようになったんです。
坂本
ほぼ経験ゼロからイラストレーターを目指されたんですね。
松本
はい。スーパーを辞めて最初の年は、1年制の専門学校に通いました。
タカヤマ先生への憧れからカードゲームイラスト絵師を目指す
坂本
クリーチャーやロボのイラストも学校で学ばれたんですか?
松本
いえ、学校で教えてくれるのは、人物画・デッサンがメインだったので、クリーチャーやロボは独学です。
絵を描き始めてから、自分が描きたいモチーフを探していて、ふと昔カードゲームが好きだったことを思い出したんです。
そこで、参考になりそうな本を探していたら、タカヤマトシアキ先生の『カード絵師の仕事』という本に出会いました。それ以降、タカヤマ先生に憧れて先生の画集を模写したりYouTubeの配信なども見ています!
タカヤマトシアキ (著), 角丸つぶら (編集)
坂本
GENSEKIを知っていただいたのも、タカヤマ先生に審査員を務めて頂いたクリーチャー・人外イラストコンテストがきっかけでしょうか?
松本
はい!タカヤマ先生がSNSで紹介しているのを見て、応募しました。元々コンテスト系のサイトは見ていたのですが、クリーチャーとかロボをテーマにしているところは少なく、GENSEKIさんはチョイスが渋いなと思いました(笑)
佳作:魔王降臨
坂本
コンテストに応募頂いた作品も、とてもかっこいいです!タカヤマ先生も大変素晴らしいと仰っていました。
松本
嬉しいです。この作品はカードゲームっぽさを出したいと思って描きました。タカヤマ先生にずっと憧れていたので、佳作がもらえて嬉しいです。
坂本
『魔王降臨』はクリーチャー・人外っぽさもありながら、今回ZOWAのお仕事で描いていただいたような特撮感もありますね。
松本
はい。まさに仮面ライダーの怪人を参考にデザインしました。なので、同じ特撮繋がりという意味では、コンテストで応募した絵が今回の仕事に繋がって嬉しいです。
コンテストに応募して本当に仕事が来るんだという驚き
坂本
はじめはタカヤマ先生が審査員を務めているから…とGENSEKIのイラストコンテストにご応募頂いたかとは思いますが、実際に案件の連絡が来た時、どう思われましたか?
松本
本当に仕事ってくるんだなって思ってびっくりしました。と同時にちゃんと絵を見てくれたんだ、という嬉しさもありましたね。
坂本
実は社内案件の場合でも、GENSEKI運営チームの方で要件を聞き、最適な人材を複数にご提案の上、事業部の方でイラストレーターを選んでいただいています。
坂本
なので、松本さんのイラストの魅力とZOWAチームで求めていたイラストが、マッチしていたのかと思います!
松本
ありがとうございます。
坂本
実際に今回イラストを描いてみてどうでしょうか?
松本
スーツのデザインから絵に起こすということは初めてだったので、まずそこが新鮮でした。
松本
自分が特撮を見ているときも「スーツ」はよく見ているんです。なのでスーツを元に絵を描くのは楽しかったですね。
坂本
こだわったポイントはありますか?
松本
左側の女の子キャラなのですが、スーツを着ていて一見強そう・カッコいい雰囲気なのですが、女の子らしい可愛さを出せるように頑張りました。具体的にはボディラインを、こだわっています。また、その右側にいるクールな雰囲気のキャラは女の子キャラより、やや後ろにいるので、スーツの素敵なデザインが見えなくならないようにしました。
坂本
ありがとうございます。背景もすごく凝っていますよね。
松本
はい。僕が尊敬しているイラストレーターに生頼範義先生という方もいるのですが、その方が下から光をあてた描き方をしていて、すごくカッコいいなと思い取り入れてみました。
坂本
背景にもしっかりと、こだわりを入れてくださったんですね。ありがとうございます!
夢はあの頃、自分が集めていたカードゲームのイラストを描くこと
坂本
ちなみに普段はどういったお仕事をされていますか?
松本
専門学校での講師とゲームアイテムのイラスト、あとは『Force of Will』という日本と英語圏で展開されているカードゲームのデザインを継続的にやらせてもらっています。
坂本
先程、カードゲームは昔からお好きだったと言っていましたよね。昔からカードゲームをプレイしていたのでしょうか?
松本
カードは集めていたのですが、プレイするのはあまり得意ではなく…友人のプレイを見ているタイプでした。基本的には、カードの中に描かれた絵を見ることが好きで、集めてはコレクションを眺めていたんです。
坂本
そんな憧れのカードゲームのイラストもイラストレーター2年目で既に描かれているんですね。
松本
そうですね。やっぱりイラストレーターを始めたときからカードゲームのイラストを描きたい気持ちがあったので、自分の目標は3割くらい達成している気がしています。
坂本
『Force of Will』の仕事はどのように受けたのでしょうか?
松本
学校を卒業して1年位は無名なので当然仕事もなくて、いろいろな会社のお問い合わせからポートフォリオを送って営業をかけていたんです。そしたら『Force of Will』のアートディレクターの方の目に止まって、やってみないかとお声がけ頂きました。
坂本
行動力がすごいですね。
松本
仕事もやめて背水の陣だったので、とにかくがむしゃらにやっていました。
坂本
目標の3割を達成しているとのことでしたが、今後やってみたい仕事はありますか?
松本
やっぱり、自分が昔遊んだ日本の有名なカードゲームのイラストは、いつか描いてみたいですね。あとは、ゲームのパッケージイラストもやってみたいです。
坂本
憧れは原動力ですね。これからの活躍も期待しています!最後にメッセージ等ありますか?
松本
イラストコンテストでは、憧れだったタカヤマさんに絵を見て頂き佳作までもらえて、さらにはそれが仕事に繋がってこうしてインタビューまで受けさせて頂き、本当に幸運だなと思いました。ありがとうございました。
坂本
嬉しいお言葉、ありがとうございます!GENSEKIとしても松本さんのようなイラストレーターさんをこれからもバックアップしていけるよう精進してまいります!
本日は、ありがとうございました!
ロボット・メカイラストコンテスト
松本さんが憧れているタカヤマトシアキ先生が審査員のコンテストがGENSEKIで開催中です!ふるってご応募ください!
図解イラスト
木口ようかん ( Twitter @yokan_kikuchi )