絵を売るならやっぱり原画?

こんにちは、おゆみです。

ついこないだ、名古屋で展示をしていて、今は大阪で展示中です。

私は展示がとにかく苦手で、できることならやらないでいたいのが本音なのでオファーが来ても断ってしまうことがありました。

なぜ苦手かというと、十分なクオリティで原画を用意する自信がないからです。

プリントで済ませられるものならプリントで済ませたい。名古屋での展示はプリントを額装したものが9割です。残りは過去に描いた落書きたちです。

展示で絵を見るならばやはり原画が良いだろうと思います。同じ手で描いたことにはデジタルもアナログも変わりはないはずですが、やはりアナログは一点もの。筆圧やらムラやら生々しさを味わえるのもアナログならでは。

わかってはいるのですが、キャンバス作品は過去やった結果「自分の絵には向いていない」と思ったし、じゃあ紙で描こうとすれば線はともかく色をどうやって塗ればいいんだかわからない。水彩は技術が圧倒的にないし、コピックも苦手。

思えば自分がデジタルに移行したのは、描くときに手がどうしても震えるからでした。当時に比べたら今はだいぶマシにはなりましたが(おそらく当時服用していた薬の副作用が原因)、長らく紙に絵を描いてません。やっぱりデジタルとは全然違うので思うような線も描けないわけです。一時期紙に描いていましたが、最近はデジタル作画にまた戻ってしまいました。

プリント代もバカにならない、アナログ感のある自分の絵をわざわざプリントに起こすのもちょっともったいない。

いろいろとわかってはいたものの、今回はプリント作品で揃えたのでした。

しかしやっぱり原画でいつかは展示したい。またいつか、同じところで展示をさせてもらえる際は原画にしようと思いました。

▶前回はこちら

関連記事

漫画

おゆみGENSEKI/Instagram:oyumijp
平成生まれ、東京在住のイラストレーター。漫画や文章もときどき描きます。

この記事を読んだ人におすすめの記事