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キャラクターのポーズが難しい! 手や足どうなってるの? 人体描写に困ったとき使えるもの【GENSEKIお役立ちリンク集】


こんにちは! GENSEKIマガジン編集部です。クリエイターのみなさんの制作を応援するリンク集、今回は「人体資料・クロッキー編」です。

「キャラクターの人体構造がわからない」「クロッキーで練習したい」など、キャラクターを描いていてつまづいたとき、参考になる情報をご紹介します!(順不同・情報は2024年4月時点)

 

<GENSEKI役立ちリンク集>
【イラストソフト編】デジタルイラストの制作を始める際に知っておきたいイラストソフト
【イラスト構図編】イラストの構図に悩んだとき参考にしたいサイト
【配色編】配色に悩んだとき参考にできるもの
・【人体資料・クロッキー編】キャラ描写につまづいたとき参照するもの(この記事)

 

ポーズやクロッキーの参考にできるWebサイトやアプリ


たくさんのポーズが3Dで回転して確認できる! ドローイング用のツールもある万能サイト

POSEMANIACS

学習のために無料公開されている人体ポーズのサイト。男女別にたくさんの3Dポーズが掲載されていて、自由に回転やズームをしながら構造や筋肉のつき方を確認できる。クロッキーに使える30秒ドローイングツールや、筋肉写真集、手の3Dビューワーなど、内容が充実している。


美術解剖学のTIPSを配信しているSNSアカウント

伊豆の美術解剖学者

「伊豆の美術解剖学者」加藤公太先生のXアカウント。正確かつ、絵を描く上でわかりやすい図解がこまめに更新されている。正中線や色分けも簡潔に描き込まれていて、とても学びのある内容になっている。アップされている情報は『ポーズの美術解剖学』( SBクリエイティブ )など、多数の書籍に収録されている。


頭身や体格を選び、手軽にポーズをつけることができるスマホ向け3Dアプリ

Easy Pose /イージーポーザー

絵を描く人向けに作られた人体ポーズのスマホアプリ。iOS(App Store)・Android(Google Play)・Steamで入手可能。基本的な機能は無料で使えるが、課金することで髪型や衣装、乗り物、馬やドラゴンといったモチーフが使用できる。ミニキャラから漫画風の筋肉まで、イラスト向けの体格や頭身が用意されていて参考に使いやすい。



自分の手を動かしたり、実際に描いているところも見られる動画


レベル別、部位別に描ける簡単クロッキー実践YouTube動画

 初心者が挫折しないための簡単クロッキーLV.1

アニメーターのhide先生が、レベル別、部位別に描きながら解説する「簡単クロッキー大全シリーズ」。動画で先生のお手本を見ながら、一緒に描いて学んでいける。クロッキーだけでなく、アニメ作画のTIPSやわかりやすいショート動画など、コンテンツが豊富。イラストを描く前のウォーミングアップに1本ずつ追っていくのもおすすめ。


実際の人物モデルを30分程度でドローイングできる、練習用のYouTube動画

 (Non Nude) Daily Life Drawing Session Figure Reference Images #1 in Ultra HD 4K

海外チャンネル「New Masters Academy」の人物モデルを使ったドローイング用の動画。1本が35分程度と、続けて描くのに最適なタイマー設定になっている。また拡大しても精彩に見られるほどの高画質は珍しい。海外の人体の体格で、いろいろなポーズを男女別に練習できる。

 

 GESture DRAWing Party : #001 Chata/チャタ

日本人モデルで構成されている、20分程度のジェスチャードローイング動画シリーズ。さまざまな衣装とシチュエーションが用意されていて、漫画などに応用できるものも多い。毎週更新されていて本数が多く内容もユニークで、楽しくドローイングできる。


ドローイング動画を使い、トークを聞きながら楽しく実践できるYouTube動画

おはようクロッキー#1

人物ドローイング用の動画を使って、イラストレーターのかかげ先生と一緒にクロッキーできるライブ配信企画。YouTubeチャンネルには200回を越えるアーカイブが掲載されている。イラストレーター向けのコツやトークを聞きながら、楽しくクロッキーができる。


プロイラストレーターの対談を聞きながらクロッキーできるYouTube動画

 【視聴者参加企画】動画を見ながらクロッキーしてみよう!!

イラストレーターさいとうなおき先生のクロッキー動画。視聴者と一緒にクロッキーをする『#sainaocroquis』企画で、イラストレーターのかかげ先生がゲストとして参加している。さいとう先生自身で撮影した写真を使い一緒に描きながら、二人のクロッキーやイラストについてのトークも聞ける。

また、GENSEKIの「会員限定のお知らせ」から、使われている一部の写真の高画質データを見ることができる(2024年4月現在)。

 

人体資料としてよく挙がる定番の書籍

1冊は持っておきたい、人体構造の図鑑

スカルプターのための美術解剖学( アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ 著)

アーティスト向け美術解剖学のガイドブック。人体の部位別に骨や筋肉の詳細がわかりやすく収録されている。3D画像、イラスト、写真など資料も豊富なため、人体に困ったとき欲しい情報がすぐに見つかる。紙書籍と電子書籍の両方が用意されているため、自分にあった形式を選んで使うことができる。書籍の販売サイトではサンプルも確認することが可能。

キム・ラッキの人体ドローイング(キム・ラッキ 著)

漫画家やイラストレーター、アニメーター向けの人体の描き方と人体解剖学を網羅した1冊。イラストで構成されているが、詳細に描かれていて、リアルタッチにも対応できる。基礎のほか、NG例や、漫画やアニメ、イラストによく出るポーズ、ヒーローものやファンタジーで使えるポーズ、メカニックデザインへの応用などにも触れている。公式サイトではサンプルを確認することも可能。


人物を描く資料として普遍的な内容が、手広く収録されているベストセラー

やさしい人物画( A.ルーミス 著)

人物画の教本の決定版として現在まで読み継がれるベストセラー。プロの間で参考書として繰り返し話題に挙がる。人体の比率や年齢別の頭身の変化、パースや地平線との位置関係、重心、陰影のつけ方や内部構造まで、人体にかかわるひと通りの情報がわかりやすく図解されている。スケッチして習得していくのもおすすめ。


資料を見て描くと固くなってしまう……躍動感のある人物を描きたくなったら

リズムとフォース 第3版( マイケル・マテジ 著)

躍動感のある力強い人体を描きたくなったときに、参考になる書籍。直線や曲線の流れを把握して、画面に気持ちのいいリズムを生むための描き方が学べる。人体が自分なりに描けるようになってきたら参考にしたい、中級者向けの書籍。

描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理( 篠房六郎 著)

漫画家の篠房六郎先生が独自に研究したポーズと重心についての本。上級者向けの内容だが、把握できれば説得力のある様々なポーズが描けるようになる1冊。

 

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リンク集【人体資料・クロッキー編】、描きたいポーズや知りたい情報は見つかりましたか?

記事の感想や、今後「こんなことが知りたい!」というご希望はぜひ GENSEKIマガジンX までお聞かせください!

GENSEKIではこれからも、クリエイターさんたちの実りになる情報をマガジンで発信していきます。制作に詰まったとき、アイデアが欲しいとき、プロの話を聞きたいときから息抜きまで、ぜひ気軽にのぞきに来てくださいね。

 

<GENSEKI役立ちリンク集>
【イラストソフト編】デジタルイラストの制作を始める際に知っておきたいイラストソフト
【イラスト構図編】イラストの構図に悩んだとき参考にしたいサイト
【配色編】配色に悩んだとき参考にできるもの
・【人体資料・クロッキー編】キャラ描写につまづいたとき参照するもの(この記事)

 


執筆

kao(X:@kaosketchWebGENSEKI

編集

斎藤充博(X:@3216WebGENSEKI