こんにちは、GENSEKIマガジン編集部です。
GENSEKIマガジンでは、制作に役立つ記事をたくさん公開しています。プロの現場で活躍する先生のお話の中には、制作のお悩みのヒントになる内容もたくさんあります。
今回はそんな過去の記事の中から、先生たちの愛用する「参考資料」を集めました!
人体から装飾品、背景に配色まで、さまざまな本やサイトを、改めてリンク集としてご紹介します。引用した元記事のリンクもありますので、どんなシーンで使っているのかのお話も、ぜひご覧ください。
人体の描画の理解を深める本
- やさしい顔と手の描き方(A. ルーミス 著)
タカヤマトシアキ先生
絵の良書『やさしい顔と手の描き方』のA. ルーミス先生も、「構図とはコントラストだ」みたいな話をされていました。一言で言い切っていてかっこいいですよね。そしてそれは結構正しいのではないか、と僕も思います。
人体の基礎構造を理解するための本
- スカルプターのための美術解剖学(アルディス・ザリンス、サンディス・コンドラッツ 著)
スコッティ先生
4つのアイデアラフからこのラフを選んだ決め手は、動きがあってキャラクターが大きく見えることです。
人体を描くときは『スカルプターのための美術解剖学』(株式会社 ボーンデジタル)という本が役に立っています。
人体の動きについて学ぶ本
- 描きたいものを理論でつかむ ポーズの定理( 篠房六郎 著)
SWAV先生
肩や肘の関係などは、知識があれば描きながらいろんなポーズに応用できるようになります。慣れですね。そういった基準がわからないと迷ってしまい、絵を描くことが不安になることがあるので、勉強するのはいいと思います。僕は『スカルプターのための美術解剖学』と、漫画家の篠房六郎先生の『ポーズの定理』の書籍版・オリジナル版の両方を持っています。この2冊があれば十分だと思います。
複雑な人体を描くときの参考ツール
- イージーポーザー(アプリ)
タカヤマトシアキ先生
ソフトは、Easy Poseを使っています。モデル選択やポーズ設定などが簡単にでき、キャラモデル、剣や銃などの武器、小物や動物、例えば馬やドラゴンなども、一部有料ですがダウンロードできます。詳細に設定できない部分もありますが、参考資料として使う自分にとっては十分な機能とクオリティです。使いやすさや値段の面で初心者でも安心なアプリで、操作の勉強に時間もかからず、誰でも使いこなせると思います。
イラストの配色に困ったときに使える本
- 写真から見て探せる 配色パターン図鑑(NEO HIMEISM 著)
さいとうなおき先生
全然決めていないときと、色のカタログなどを見て5色ぐらい決めているときがあります。色のカタログはKADOKAWAから出ている『写真から見て探せる 配色パターン図鑑』が優秀です。この写真いいな、と思ったらそのカラーパレットから5色ぐらい選んで使いますね。
ライティングについて理解を深める本
- カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方(ジェームス・ガーニー 著)
知花シンジ先生
参考資料は、好きな映画から撮ったスクリーンショットのフォルダーを作り、それをたびたび見ています。また、Flickrという写真家さん達が色々投稿するコミュニティサイトは、検索もできるし、お気に入りフォルダーも作れるので、よく使っています。
お世話になっている本は『カラー&ライト リアリズムのための色彩と光の描き方』です!購入したのは結構最近で、まだまだ学ぶことはたくさんあります。
戦国ものを描くときの参考資料
- 歴史群像シリーズ特別編集 決定版 図説・戦国甲冑集(伊澤昭二 著)
タカヤマトシアキ先生
常に参照する資料と決めているものはありませんが、戦国ものを描くときは『歴史群像シリーズ特別編集 決定版 図説・戦国甲冑集』(学研)を見ます。写真資料なので、実際の質感や構造が読み取れてとてもいいです。
3Dソフト「Blender」の入門書
- 入門Blender 2.9 ~ゼロから始める 3D制作~(伊丹シゲユキ 著)
イセ川ヤスタカ先生
このイラストは、Blenderの本『入門Blender 2.9 ~ゼロから始める 3D制作~』(秀和システム)の1章か2章の途中まで勉強した段階で描きましたので、基本的な操作でできる範囲ではないでしょうか。勉強時間は、仕事の合間でひと月程度、だったと思います。
▼その他のリンク集
執筆
kao(X:@kaosketch/Web/GENSEKI)
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